随想録

「喝」
今で言うところの「コラ」である。
この言葉は厳密には意味を持たない。しかし、ちゃんと意味がある。
「コラ!」と、親が子を想い、叱るその言葉には、愛情の気持ちが込められる。
 「ゴルァ!」と、喧嘩の時に相手に発するその言葉には、敵意という気持ちが込められる。
 「コラっ☆」と、冗談混じりに返すその言葉には、惚気という気持ちが込められる。
伝えられた言葉だけが全てではない。
言葉の裏側には、伝えたかった事が込められている。
福田智彰

2013年5月


ひょっとしたらこの話と通ずる所があるかもしれません。
仏教エピソード第17話「筏の如く」