随想録

0

何もかも無かったことにして、全部忘れて、0から再出発したい。ふとそう思うことがあるかもしれません。
でも最近思います。0から考えるってことは必ずしも無くすってこととイコールではないのだと。 
0にしようとする時、今までのことを無くそうと、忘れ去ろうと、私達は引き算することばかり考えてしまうけど、本当に0にしようとするのなら、足し算でも0になるはず。
プラスの事。マイナスの事。今までの事を整理して、改めて考えて、足し算していくことで、0にもなる。
もちろん、その足し算は、わざわざ新たな喜びを持って来てチャラにする、そんな足し算ではありません。今あるもので十分です。
無理に足そうとしなくても、無理矢理引こうとしなくても、足し算しても、引き算しても0になる。
これがほんとの再出発なんじゃないでしょうか?
福田智彰

2015年7月


ひょっとしたらこの話と通ずる所があるかもしれません。
仏教エピソード第19話「愛と苦しみ」