随想録

プノム・サンパウ霊場

仏教カンボジアツアー①
2013年11月、 シャンティ国際ボランティア会(SVA)(※外部リンク)が企画して下さったカンボジア仏教ツアー(カンボジアの仏教文化を訪ねるツアー)に参加してきました。
夜行の便でカンボジアに到着後、空港からボコボコ道をゆく車に揺さぶられ約3時間。
 
車内から山が見えてきました。崖の頂上には、寺院が建っているのが見えます。写真ではちょうど木の横に塔が小さく見えています。
ここが今回カンボジアで初めて訪れた場所、プノム・サンパウ霊場があるところです。
カンボジアでは、1970年代のポル・ポト政権下において、大量虐殺が行われました。原始共産制の実現のため、僧侶を含む多くの知識人が殺されました。
その数は100万人~200万人にとも言われていますが、正確な犠牲者数はわかりません。
そのような大量虐殺が行われた地は、カンボジアには何百ヶ所とあり、その現場となった地の一つが、このプノム・サンパウ霊場です。
まずカンボジアの歴史を知る上でも、ここは非常に重要な場所です。
 
山の入り口。ここから山中の洞窟にある霊場へと向かいました。
割とタイトにスケジュールが組まれていて、夜行便→凸凹道3時間→ハイキングと、かなりハードに感じました。
 
階段も割と急で、息を切らしながら登りました。 
 
ようやく頂上付近。 写真に写る道は、ちょうど車で来た道です。
 
頂上の寺院に到着。ここが車内から見えていたお寺です。ここではお経を誦(よ)み、参拝させていただきました。
そしてここから更にプノム・サンパウ霊場のある洞窟へ向かいます。
山の裏側にある虐殺の現場となった洞窟の近くには、虐殺の様子が描かれていました。
虐殺された骨は、洞窟内だけにとどまらず、洞窟から割と離れたこの付近にも、以前は骨がたくさんあったそうです。
虐殺のあった洞窟。私も何とも言えない気持ちになりました。
写真は内から見える外の景色。多くの人たちがこの場で虐殺されました。もちろん当時は当然階段なんてありません。
人間、極端に走るとここまでできるものなのか?
ここで亡くなった人達はどういう思いでこの地で亡くなっていったのか?
殺した人たちは何を考えてこんなことをしてしまったのか?
いろんな思いが頭を駆け巡りました。 
 
洞窟内では、お釈迦さんの涅槃像(写真左)と、ここで見つかった遺骨の一部(写真中央)が祀られています。参加者一同でお経を唱え、供養させていただきました。
福田智彰

2013年12月


カンボジア仏教ツアーを主催して頂いたに シャンティ国際ボランティア会(SVA)では、 もので寄付するプロジェクトという支援プログラムがあります。その活動の一環として当寺院でもハガキを集めていますので、ご協力いただける方は是非お願い致します。
他にも各個人で支援できることがありますので、詳しくは上記のSVAホームページをご覧ください。